うつ病&不安障害になって15年4ヶ月、父の闘病をきっかけに、子どものとき自分がしんどかったということに初めて気づいてから10年6ヶ月が経ちました。 恨み辛みを、全て、「ない」ことにしていることに気づかず生きてきて、父の闘病時に突然蓋が開きました。 …
46歳。 今の時点で、これまでのことを、どうすればよかったのだろうと振り返る。 幼少期に泣くことすらやめてしまったことは大きな分岐点だった。 その後も小学校低学年のころは私なりに助けを求めていたように思うが、伝わらず。 (辛すぎて、泣きながら…
ここまでの9年、ものすごい葛藤があった。 自分の中の憎悪に向き合う期間だった。 この人たちのせいで私の人生はボロボロになったという憎しみと、 今からでもいいから、 (蓋をしていた嘘の私ではなく)本当の私という人間を理解し、尊重してほしい、と切望…
今朝は、久しぶりに、過去の苦しかった気持ちが押し寄せてきて涙が流れた。 他者(当時の家族も含めて)から見ると、とても幸せな人生を歩んできたかのように思われるが、やはり「私にとって苦しかった」ということは事実である。 認めてほしい(理解してほ…
自分の思いや考えを主張・表現できる環境になく、生きづらさを抱えていた私が選んだのは、母をサポートすることで自分の「居場所」を得る事。 母の「痒い所に手が届く」ようなサポートを、それこそ、必死にやっていたようだ。 「ようだ」というのも、感覚や…
黒い大蛇が身体の中から出てきて、 (つまり、子ども時代が苦しかったんだという事実に気づいて) 早9年経つが、 長い長い期間、自分の中に封印して、その当時に気づかなかった苦しみというものは、それほどまでにねばねばとまとわりつくということなんだろ…
おとなしい子どもだった。 きっと頭の回転も遅く、口も回らない子どもだったと思う。 ただ、それなりに自分の表現方法があったはず。 だけど、残念ながら、 私なりの表現方法で人に伝えることができなかったようだ。 口の達者な人に囲まれて、私の気持ちは勝…
20歳の頃、 生きてきた自分の人生を振り返り、 「私は幸せで平坦な人生を生きてきた」と思ったことがある。 あれは、「思った」のではなく、 「思い込みたかった」のだと、今となってはわかる。 幸せな家族、たくさんの友達、勉強もそこそこできて、クラブに…
大蛇は当然、私の身体の中に納まるようなものではなく、 その時、私は仕事帰りのバスの中だったのだが、 そいつは、私の状況などお構いなく、 猛烈な吐き気とともに私の口の中から、出てきた。 出て行って、それで終わりだったらいいのだが、 そんなわけにも…
真っ黒の塊が、身体の奥底に無数に落ちている。 それが、ものすごい勢いでくっつき、膨らんでいく。 くっついて大きくなったら身体の中に納まらない! どうすんのっ!? それでも黒い塊は容赦なくくっついていく。 どんどんどんどんくっついて、 黒い塊は、…
幸せな人生を送ってきたと思っていた。 でも、父の介護をしている母を見ていると、なんだか気分が悪くなりそうになる。 なんだろう・・・。 なんとも言えない感覚。 直視したいけど、したくない。 してはいけないような感覚。 それは、9年前の5月か6月。 ち…
9年前まで、私はジェーンと同じように妄想の世界に生きていたらしい。 「らしい」というのは、それまでの人生は、自分の人生とは思えないからだ。 気づいたのは、父の闘病生活がきっかけだ。 よくドラマなどで、記憶喪失になった人が思い出したくないことを…
先日、アガサ・クリスティーの『春にして君を離れ』を読んだ。 主人公は、良き妻、良き母親である一人の女性。 末娘を見舞うためにバグダッドへ行くが、その帰りに大雨で足止めをくらう。 滞りなく周囲の人間が過ごせるように、常に忙しく、日々生きてきたそ…
○幼少期 言葉で主張しても負けるので、泣くことで自分を主張。 しかし、「泣きやめ!」と言われ、泣くこともやめた。 「泣くこともやめよう」と心に誓ったことを覚えている。 ○小学校低学年 諦念。ひらきなおり。母に負担をかけないことで、自分の地位を得る…