2022.10.28

うつ病&不安障害になって15年4ヶ月、父の闘病をきっかけに、子どものとき自分がしんどかったということに初めて気づいてから10年6ヶ月が経ちました。

恨み辛みを、全て、「ない」ことにしていることに気づかず生きてきて、父の闘病時に突然蓋が開きました。

それはそれはおぞましい真っ黒な大蛇が自分の中から現れたような感覚。

それまでは、「私は恵まれて幸せだ」という自分が作り出した妄想の世界に生きていました。

 


別に、幸せに生きようと思えば生きられたであろう環境だったのに、もったいない生き方をしてきたな、と今はようやく思えるようにもなってきました。

たぶんお母さんもRちゃんも、私を苦しめたかったわけではないんだろうな、とも思えるようになってきました。

 


ただ単に、私が言葉で表現することが達者ではなく、母とRちゃんが達者だったということ。

それだけのことだったのかもしれない。

 


とはいえ、自分の思いを伝えられない環境というのは、自分を大切にされていないという認識になってしまうのです。

 


最近、犯罪を犯した人たちから、「孤独だった」とか、「家族も友達もいなかった」とか、そんな寂しいコメントを耳にすることが多いですが、一歩間違っていれば、私もそっち側に行っていたかもしれないとも思えるほど、私もまた孤独を感じていた人間です。

 


とてもとても残念なことです。